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風のたより〜最近の主な仕事〜

S邸新築工事(大工工事進む☆)

2022年02月03日
現場から☆
大工工事が進んでいます。
写真は、寝室部分の上部からのもので、ロフトがあります。
屋根の勾配をそのまま生かして、垂木を大胆に意匠に取り入れています。
屋根は、外断熱を採用しています。外壁は充填断熱ですが、基礎は外断熱方式で床下も内部空間となり自然に床下と部屋内を空気が通風されます。
これにより、人間が感じる寒さの原因である、足元からの冷えが軽減されます。また床板は杉の無垢材を使用し、これにより足の感触が軟らかくより暖かく感じられます。
床暖房等を使わず、なるべくエアコン等で寒い冬を過ごせるように考えています。
同時に夏の暑さにも同じことが言えます。基礎内は基礎の外断熱によりヒンヤリしています。屋根は外断熱の効果により、屋根裏は天井断熱とは違い高温にはなりません。
そして北陸特有の湿度。これだけ表面に木材(ほぼ杉材と松材)を使用していると、湿度も調整してくれます。
最近の住宅は、壁内に湿気をいれないために、内壁材の内側に防湿シートを張り湿気を機械換気で排出させます。日本古来からの伝統的な建物を考え勉強した場合、それらが本当に建物にとっていいのか?人間の健康にいいのか?疑問を感じます・・・。